ドラマの人物設定とインテリアについて考察する

仰々しいタイトルをつけてみました。


こんにちは!
ジオ インテリアワークスkanakomです。

ドラマ『昼顔』終わりましたね。

「あの家(利佳子さんの家)、外もすごいけど中もすごいよな。
内装どんだけお金かかってんのかな~。」

先日髪を切ってもらいながらこのドラマの話をしてたんですが
家好き美容師さんがこう言うのでね、ついつっこんじゃいました。

「中はセットだよ。」

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このドラマは人によってチェックポイントがずいぶん違ったんじゃないかと思うんですよ。
ストーリーそのものだったり、利佳子さんのファッションだったり、インテリアだったりね。

私が毎回釘づけになって見ていたのは、さわちゃんの家のインテリアです。
前出の家好き美容師さんが注目していた利佳子さんちのセレブリティなインテリア、
これは作る側からすると難しくないんですね。
私の場合だとモデル(ハウス)を作るのと同じ要領でできそ~とか思っちゃうんですが

さわちゃんちのインテリアは難度がすごく高いですよ。
結婚5年目子どもなしのマンネリ気味な夫婦(夫:家具メーカー管理職・妻パート勤務)が
一見平凡で平和な日常を送る家。
こんなお題を出されたら私はとっても苦しむだろうな~と思いつつ

見事に作り込まれたセットをガン見していました。
二人暮らしの割に数の多い調理器具、雑誌に載っていたレシピの切り抜き、走り書きのメモ、
ぎっしり文具の入ったマグカップ、ハムスターのカゴ、あちこちに飾られたインテリア小物・・・

こだわりの家具・雑貨と生活用品が一緒くたになって所狭しと並べ置かれている状況と
迷い多きさわちゃんの人物像がピッタリ重なります。
もう手掛けた方へ、心から賛辞と拍手を送りたい!素晴らしい!

のりこさんちも同じ意味で、とてもよかった。
インテリアのことは何にも分からない、こだわりもない真面目な夫と
年上で頭の良い准教授の奥さんがお互い仕事に没頭できればそれでよしではあるけれどもそこは新婚、
意識して温かさや可愛らしさを演出しようとのりこさんが若干努力してみた跡が感じられる家(長い)。


作家の高村薫さんが某雑誌に書いていらっしゃいました。
少し長くなるんですが引用します。

「古典落語に登場する熊さん・八っつぁんの長屋住まいを現代に移すと、
差し当たり賑やかな下町の大規模団地ということになるだろうか。
宵越しの金は持たないお気楽な熊さんたちが閑静な住宅街の一戸建てに住んでいるというのも、
趣味がガーデニングというのも、どちらも想像できないのは、
世間一般においてはまさに、暮らしぶりが体を表すからである。

だから小説の登場人物を造形するときも、必ず居住のかたちを考える。
性別、年齢、職業、家族の有無、居住している土地柄などによって、住まいは自ずと決まってくるものの、
現代では戸建てかマンションか、都心か郊外かの選択が、その人の人生観や価値観を表していることもある。
―中略―
雑誌に載っているようなスタイリッシュな居住空間をつくっている人と、
内装や家具などにまったく無頓着な人とでは、暮らしぶりも人生観も大きく違っていよう。
そんな細かなことを考えながら、作家は人間を描いてゆく。
またそこでは、その人間が目下の暮らしに至った経緯は、その人が歩んできた人生そのものだということになる。」



観ている側がその人となりを理解しようとするとき
役者さんの演技だけではなく、住んでいる空間の細かな演出がどれだけ重要か
『昼顔』はそれを心から実感したドラマでしたが

小説という読み物でも、居住のかたちというのは重要なんですね。

実生活ではなおさらそうじゃないかと思います。
だって私たちは”架空の人物”じゃないんだから~!
ねっ、みなさん!











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by gio06 | 2014-09-28 16:50 | 思うこと | Comments(0)

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