2011年 11月 10日
小物の小話
テーブルの上の造花や本棚の洋書、キッチンの食器や調理機器
子供部屋のおもちゃ、クローゼットの箱や洋服
そしてちょっとおしゃれなオブジェや絵画etc。。
予算的に最も削られやすい部分ですが、その役割はとっても重要です。
小物がないと人はその建物に自分の生活を重ねることができないんですね。
そこで生活する自分が想像できないので、購買意欲に繋がらないということになります。
夢が広がらないということなのかもしれません。
小物のセレクトは意外(?)に難しく、インテリアコーディネーターにとっては
面白い反面、頭が痛い部分でもあります。
高級過ぎると「こんな家、住めるわけがない」と反感を買い
お安いと生活感が出すぎて敬遠されるんですね(本当の話です)
建物の価格帯や土地柄、客層や年齢層などを見極めてバランスを取る必要があります。
一般的に、住宅展示場内に建つモデルの内装には
小物含めて結構予算が取られています。
分譲地に商品を兼ねて建つモデルには、展示場モデルほどの予算は取られません。
前者は期間が過ぎれば解体され、後者は売却されるという性質の違いがあり
単純に良い悪いの問題ではありませんが、見比べてみると違いがよく分かりますよ。
この小物の質や量が抑えられているモデルハウスは見応えのないものが多い
というのが私の持論です。
たかが小物、されど小物。あなどれません^^
クリックありがとうございます♪
by gio06
| 2011-11-10 15:29
| interior